虹の橋は、原作者不明のアメリカから発祥したと言われている詩です。
検索をかければ、他にも沢山の虹の橋についてのサイトが出てくると思います。
ネットの波に乗って世界中に広がりつつあるこの詩を、
自分なりの解釈を加え、拙いながらも和訳(意訳?)してみました。
和訳と言うよりも、「読んだ時にイメージとして広がった世界を書き写しただけ」に近い為、
割と原詩の細かい表現とかは崩壊してる気がします…´ワ`;

人間側に偏った、都合の良い表現ばかりになってしまいましたが……
それでもどうか彼らが、虹の橋で楽しく幸せに遊んでいますように。
そしてこの詩が、大切なペットを亡くしてしまった方の心を、一人でも、少しでも軽く出来ますように。

※ この「虹の橋」の和訳に限り、隅っこにでも私の名前を記載して下されば転載フリーです。
   ただ、自分が書いたように転載されることだけはご勘弁下さい´ワ`;




……地上と天国の間、天国のほんの少し手前に、「虹の橋」と呼ばれる場所がある。


この世界で誰かと仲良しだった動物たちは、死んでしまったあと、その虹の橋へ行く。
そこには、広い広い緑の草原となだらかな丘があって…。
みんな一緒になって、思いっきり走ったり遊んだりすることが出来るんだ。
沢山の食べ物や綺麗な水、優しいお日さまの光に包まれたそこは、とても安らかな場所。
みんな、そこで、暖かさに包まれて、それは気持ちよさそうに暮らしているんだ。

病気だった子も、年老いていた子も、虹の橋では元気を取り戻す。
怪我をしていた子も、身体が不自由だった子も、もう一度、力強さを取り戻す。
それはそう――ちょうど、僕たちが覚えているその時のまま……。
僕たちの、過ぎていった日々と時間の夢の中…その中で幸せそうに笑う、彼らの姿そのままに。

そこでは、みんなみんな幸せで満たされているよ。…たった一つのことだけを、除いては。
…寂しい、とか、逢いたい、とか、恋しい、とか、切ない、とか。
そんな、名付けるのが難しい気持ちが、彼らの心にはいつもそっと寄り添ってるんだ。
彼らにとって、とっても大切な誰か…あとへ残してきてしまった、大切な友達が側にいないから。


――そんな想いを胸の中にひっそりと抱えながら、その友達の幸せを祈りながら。
彼らは、苦痛から切り離された虹の橋で、いつも一緒に、楽しそうに、走り回って遊んでいる。

けれど、…やがてその日が訪れる。


一人の子が突然立ち止まって、遠くをじっと見つめる。
その目は、心の中を映したかのようにきらきらと輝いて、その身体は、喜びに震え始めて……

突然、その子は仲間たちから離れて、駆け出していく。
緑の草の絨毯の上を掠めて、まるで飛ぶように、速く、速く、もっと速く。
その足は、その子の心を全速力で運んでいく。
少しでもはやく、と、高らかに叫ぶその子の心そのままに。


貴方のことを、見つけたんだ。


貴方と、貴方の大切な友達は……とうとう出逢って、再会の喜びに抱きしめあう。
そして、もう二度と、離れることはない。

幸せに満ち溢れたキスが、貴方の頬へ雨のように降り注ぐ。
それから、貴方の手は、最愛の友達の頭を優しくそっと、撫でてあげるんだ。

そして貴方はもう一度、信頼に満ちた、美しい友達の瞳を見つめる。
長い間、貴方の人生からは失われていたけれど、
貴方の心からは決して消えることのなかったその瞳を。

……それから、貴方たちは一緒になって、虹の橋を渡っていくんだよ。
これからは、ずっとずっと、一緒に……。







(虹の橋の原詩はこちらになります)

Just this side of heaven is a place called Rainbow Bridge.

When an animal dies that has been especially close to someone here, that pet goes to Rainbow Bridge.
There are meadows and hills for all of our special friends so they can run and play together.
There is plenty of food, water and sunshine, and our friends are warm and comfortable.

All the animals who had been ill and old are restored to health and vigor.
Those who were hurt or maimed are made whole and strong again, just as we remember them in our dreams of days and times gone by.

The animals are happy and content, except for one small thing; they each miss someone very special to them, who had to be left behind.

They all run and play together, but the day comes when one suddenly stops and looks into the distance.
His bright eyes are intent. His eager body quivers.
Suddenly he begins to run from the group, flying over the green grass, his legs carrying him faster and faster.

You have been spotted, and when you and your special friend finally meet, you cling together in joyous reunion, never to be parted again.
The happy kisses rain upon your face; your hands again caress the beloved head, and you look once more into the trusting eyes of your pet, so long gone from your life but never absent from your heart.

Then you cross Rainbow Bridge together......

(Author Unknown)
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