偽者の詩さえも刻めない
その世界の中で
ぐるりぐるりと廻っていく
遠い遠い
手の届くわけも無い蒼い空
いつまでも
歌い続けるのなら
どれだけの言音を風に乗せようか

自分の言葉さえ
自分の心さえ
信じられないよ
嘆く声で歌ったのは
遠い記憶
今の記憶
廻り続ける
歌声の記憶

弱いまま
弱いまま
誰一人さえも守れずに
全て
小さすぎる手のひらの海から
世界の終わりを告げるように
零れ落ちていくのなら
何を喜びと呼べるだろう?



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